小金井市放射能測定器運営連絡協議会へ視察に行きました

2011年8月10日 11時04分 | カテゴリー: 活動報告

私たち市民ひとり一人が、チェルノブイリを繰り返させない力を、身につけていきたい!

放射能測定室の前で、左から中嶋直子さん・田頭ゆう子さん・漢人明子さん。21年前から測定を続ける協議会のメンバー
放射能測定室の前で、左から中嶋直子さん・田頭ゆう子さん・漢人明子さん。21年前から測定を続ける協議会のメンバー
8月2日。JR武蔵小金井駅北口から歩いて6分ほどの所にある小金井市役所上之原会館。
そこの一室に小金井市放射能測定室があります。

ここでは、1986年のチェルノブイリ原発事故後、輸入食品に含まれる放射能を心配する市民が協議会をつくり、市と連携しながら1990年より21年間 放射能測定を行っています。
福島原発事故以前は、週に1回、輸入食品や保育園、学校給食の食材を測定しています。

2008年、この測定室で測定した輸入ブルー-ベリーワインからセシウム137を検出。その後ブルーベリーを原料とした様々な食品を測定し、24検体のうち12検体から10Bqを超えるセシウム137を検出(最高52Bq)。
2010年には、2検体(ブルーベリーコンポート)から100Bqを超えるセシウムを検出しました。
この結果を受け、国は各検疫所長に検査強化を指導することとなり、検査対象の地域や種類を増やした結果、抜き取り検査でブルーベリージャムから500Bqを検出。横浜の輸入業者が356個の製品回収を命じられということが起こりました。

放射能測定を続けることにより、チェルノブイリ原発事故による影響は24年を経ても高濃度汚染地域があり、汚染された植物が加工食品として姿を変え輸入されている事実を証明しました。
しかしこれらの事実は報道されませんでした。

このように、原発リスクに関する情報は、電力業界の影響の強いマスメディアではとりあげられませんが、小金井市からの発信が少しずつひろがり、福島原発事故後、いち早くドイツの放送局にも取材されました。

現在は、保育園や学校給食の食材を主に測定。1日1検体、週1回を週3回に増やし行っています。測定器の老朽化も考え、今後の対策に苦心されているとの事でした。

>『諦めないで続けることが大切だと 常に思って活動してきました。皆さんも諦めないでください!』
協議会立ち上げから関わっている漢人明子さんのことばを噛み締めながら、あらためて福島原発事故としっかり向き合ってゆくことの大切さを確認しました。