子宮頸がん予防、先ずは定期検診と性教育を

2013年4月21日 15時27分 | カテゴリー: 活動報告

「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)」予防接種が法定化され 江東区においても、対象者に25年度「HPVワクチン」予防接種の案内とワクチン接種券(シール)が郵送されます。

 

 20歳から30歳代女性の子宮頸がん罹患数が増加しているなか、子宮頸がん予防には定期健診とHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の接種が効果的であると推進されています。

その一方、杉並区の中学女子生徒の重篤な副反応が顕かになり 今年3月25日に「子宮頸がんワクチン被害者連絡会」が発足、4月8日には厚生労働省大臣あてに「子宮頸がんワクチン接種中止を求める嘆願書」が同連絡会より提出、緊急記者会見が行われました。

被害者連絡会より提出された嘆願書の概要

 ◍莫大な地方交付税により高額なワクチン(3回接種で4.8万円)である「サーバリックス」「ガーシダル」が接種される。

 ◍ワクチン接種後の副反応として、失神、若年性関節炎、痙攣、全身性エリテマトーデス、末梢冷感、難治性疼痛、歩行障害、四肢痛、四肢の運動低下、筋力低下、筋骨化苦痛、感覚鈍麻、計算能力の低下など1,000件を超える症状が、厚労省に報告されており、副反応として予想される症例を超えた様々な症例が発症しているが医師に理解されていない

 ◍3月11日に行われた「薬事食品衛生審議会安全対策調査会とワクチン予防接種後副反応検討会の合同会合」において「サーバリックス」の添付文書の重大な福反応欄にギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎の追加記載が決定された。

 ◍被害者連絡会には、ワクチン接種後、重い副反応に苦しみ学校にも通えない中高生の現状や、保護者は小児科、整形外科、精神科とあらゆる医療機関を転々と訪ね途方に暮れているという、被害者の悲痛な訴えが寄せられている。

(要望事項) 

①ワクチン接種の中止 ②副反応に対する治療体制、対応可能病院の情報提供体制の整備 ③副反応事例の追跡調査と公表 ④被害を疑う保護者の相談体制整備を自治体内に設置する為の、自治体への予算措置 ⑤副反応被害救済制度による補償の早急な充実・拡大

 記者会見では、被害者のお父様が「このような副反応が起こり子どもが苦しむなどと、接種する時には予想できなかった。重い副反応が起こる可能性があると知っていたならば、子どもに子宮頸がんワクチンを接種させなかった。今後自分たちのような、副反応に苦しむ被害者(子どもとその保護者や家族)を増やしてはならないと意を決し敢えてカメラの前で話している。」と発言されました。

 

 江東区の対応(保健所健康推進課)

  この間の子宮頸がんワクチン副反応に関する報道にあたり、江東区の状況と今後の    考え等を質問しました。

Q:副反応の状況と、今後の考え方は?

A:江東区にはこの間、重篤な副反応の症例は報告されていない。報告された副反応の事 例3件、いずれも回復している。 今後もがん予防対策の一環として、HPVワクチンの接種を推進する姿勢は変わらず、併せてがん教育の推進に重点を置く。

 Q:がん予防対策として推進するならば、予防効果が確定されていないワクチンを接種する前に、定期検診こそ推進すべきで、がん教育とともに性教育が重要では?

A:定期検診は20歳からの受診を推進しており、性教育は教育委員会が管轄である。

Q:HPVワクチン副反応の周知をワクチン接種の案内とともにすべきでは?

A、ワクチン接種が法定化された以上、推奨する義務があるため案内の通知と一緒に副反応を知らせることは難しい。ホームページ等での周知を検討する。

 

被害者連絡会には200件以上の副反応の相談が寄せられています。医師が副反応と診断せずに、精神が病んでいるとされたり、そんな症状は聞いたことがないと真っ向から否定されるなど、副反応に対する治療体制や、対応できる医療機関や医師の体制が全くなされていないのが現状です。副反応の周知が徹底されるべきではないでしょうか?

 

 江東区25年度「HPVワクチン」予防接種の案内とワクチン接種券(シール)が郵送されたご家庭の皆様へ

 ◍HPVワクチンを接種しただけでは子宮頸がんを予防することはできません。

 ◍HPVウィルスに感染しても9割は自然に排除されます。

 ◍HPVウィルスが排除されず長期間感染が続くと 一部ががんになる前段階の前がん病変になり、さらにその一部が数年から十数年かけてがんになると考えられ定期的な検診によって予防することは十分可能です。

 ◍そして何よりもこのワクチンは重大な副反応が起こる可能性のある『劇薬』であることを十分理解していただきたいと思います。

  HPVワクチン接種をする以前に、子どもたち自身が自分の身をまもり、相手を大切 にする正しい性教育を、子どもたちに行うことこそが最も重要なことではないでしょうか。