HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)を接種した少女たちに、今、何が起きているのか?今後さらなる被害を生まないために。

2014年5月29日 01時32分 | カテゴリー: 活動報告

薬害オンブスパースン会議,事務局長 水口真純寿美さん(弁護士)、後藤真紀子さん(弁護士)による学習会より

昨年4月に法定接種化されたHPVワクチンは、既存ワクチンに比べ、桁外れな多くの副作用被害報告により、その2か月後に厚生労働省が「積極的な勧奨をしない」とし検討部会を立ち上げ、HPVワクチンの副作用について審議がされてきました。昨年5月に私たち東京・生活者ネットワークも、厚生労働大臣に対してHPVワクチン接種の中断・中止を含め、慎重な対応を要請しました。しかし261月に厚生労働省は、検討部会は、「心身の反応論」として、『接種後の広範囲にわたる痛みや運動障害による症例は、針を刺した痛みの刺激や不安による心身の反応であり、ワクチン成分を原因とした①神経学的疾患、②中毒、③免疫反応ではなく、接種後1か月以上を経て発症した症例は、接種が原因と疑う根拠に乏しく、心身の反応が継続している場合は、接種以外の要因が関与している。』と結論をまとめました。 

HPVワクチン問題と、厚労省の検討部会の結論について、水口さん(薬害エイズ訴訟・東京弁護団副団長、ハンセン病国賠訴訟、薬外イレッサ訴訟・副団長等担当)から、後藤さんからは、被害実態調査の中間報告がありました。 

HPVワクチンの問題

HPVワクチンは本邦初の遺伝子組み換えワクチン(・サーバリックスは昆虫細胞、ガーダシルは酵母を培養 )

高い抗体価を維持して感染を予防、従来のワクチン(感染後の発症を抑える)とは異なるワクチン

*理化学研究所新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター神田忠仁チームリーダー、2010827日厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会発言よりHPVワクチンは非常にチャレンジングな、新しいコンセプトのワクチンです。~中略~、筋肉に3回抗原を打つと、血清中に高い力価の中和抗体が出てきて、それが女性の生殖器の粘膜に常時染み出していてウイルスが性行為で感染してくると、そこで止めるという考え方です。実際に、血中にどのくらいの抗体価があれば、染み出ていって完全に感染を防げるのか、あるいは女の子に打って、その子がだんだん成熟していって、おばさんになっても、同じように血中の抗体価と並行して粘膜上抗体が出るのかは、データは全くありません。したがって、このワクチンは、はしかのワクチンとか、いままでのワクチンと同じように、『ワクチン』という言葉で括ってはまずい。新しい概念のワクチンである。その効き方に関して、かなり不明な点が残っていますし、まだ効果の継続性に関しては、データがないというのが実情と私は思っております。」

③ 新しいアジュバント(免疫賦活剤一抗原に対する免疫応答を高める)使用

◎以上3点から、今までにないチャレンジングな異端のワクチンです。

 さらに有効性を検証すると

①子宮頸がんの予防効果を示すデータはなく、異形成抑制効果の証明のみ。

②抗体価時持続期間は不確実 サーバリックス初回接種後9,4年 ガーダシル6

③子宮頸がんウイルスのうち、1618型のみの効果で、日本の子宮頸がん患者から検出される5069%。(5031%には効果がない)

④すでに感染している人には効果なし

◎以上4点から有効性は限定的かつ不確実です。 

副反応を検証

①添付文書に記載されている重篤な副反応や、添付文書の重要な基本的注意欄には

多くの危険性を示している。

②副反応の発生率は、接種回数はワクチンの出荷量から推計されて、副反応数値は報告された数値であり報告されていない数値を含まないため正確に把握されていない。

③副反応の実態(多様性、重篤性)が正しく把握されていない。 

*薬害オンブスパースン会議の後藤さんからの実態調査中間報告より

・知覚障害と疼痛…… 頭痛、関節痛・筋肉痛、手足のしびれ感、感覚低下むずむず脚症   候群、視覚障害(4分の1視野)、末梢神経障害 

・運動障害  …… 筋力低下・脱力、歩行運動失調、不随運動、けいれん、アカシジア 

・認知・精神障害…… 学習障害、記憶障害、計算障害、見当識障害、幻覚・せん妄 うつ症状、睡眠障害(睡眠中突然叫びだす、暴れだす、暴言を発言し続ける、突然眠りだす…)

・その他   ……  全身倦怠感、発熱、レイノー症状、紅斑、無月経、自己免疫疾患

次々に症状が変わる。発現までに長期間かかる場合もある。

◎上記3点からは深刻な危険性があり、現在も進行中であり大問題。

そして『子宮頸がんワクチン病』という 新しい疾患概念が必要。 

更に被害の実情、悲惨さを伝えることが更なる被害を生まないための喫緊の課題。 

①厚生労働省検討会の結論「心身の反応論」の問題点

いま医療の現場では…

「ワクチンを接種したからと、考えているから治らない。」と医師に指摘される。

更に新たな医療被害が発生していないか…?

尚、この検討会では報告された事例のみを従来のワクチンの基準で検証し、適応しない事例についてはワクチン由来と認めず、また実情の被害調査も行わず、問題点を問題視せずにすべて「心身の反応論」として、何も解決せず、説明責任を果たさず結論としています。よって、接種再開の根拠はどこにも見当たりません。 

②審議会委員15名中11名がGSK(サーバリックス)、MSD(ガーダシル)より講演料や寄付金やを受けとっていて、公平な審議がされているとは言い難い。 

改めて、HPVワクチンは、有効性に乏しく、しかしひと度、副作用の被害にあってしまったら、本人の一生は勿論、その家族全員の今後の生涯を苦しめる元凶になる、接種してはいけないワクチンであると確信しました。HPVワクチン被害にあった方の生の声を、一人でも多くの方に聞いてほしいと願います。 

17年来、薬害の訴訟に関わり、多くの薬害被害者と接し、関わってきた水口さんは、

「薬害にひとたび逢ってしまったら、一生の問題となります。被害にあう確率のパーセントの数字ではなく、これからの人生100%が被害にあいます。被害に逢われた方おひとりお一人の人生に耳を傾け、触れたならば、必ず確たる実感を得られ、自分が何をすべきかが見えてきます」と語りました。 

薬害オンブズパースン会議による実態調査報告集会が本日行われます。

皆様、ぜひ足をお運びください。 

【日時】2014年5月29日(木)17時~
【場所】参議院議員会館講堂
【主催】全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会、薬害対策弁護士連絡会、

薬害オンブズパースン会議

<内 容>

   ・被害実態調査 事例報告
   ・被害者からの訴え
   ・自治体説明文書調査 中間報告