薬を飲む前に飲み込んでおかなければならないことは 何?

2014年8月13日 17時01分 | カテゴリー: 活動報告

欧州医学会のレジェンド アンドルー・ヘルクスハイマー医師(88歳)

*医者が薬を処方する前に、飲み込んでおかなければならないことは何?

  答え:そのストーリー!!

何故飲むのか、どのように飲んで、効果がどのように現れ、副作用はどうなるのか 

その薬が及ぼすストーリーを患者と医師はお互いが理解し、治療し学び合うことが重要!

20147月27日、東京大学鉄門記念講堂にて、薬害オンブスパースン会議主催のシンポジウム医薬品の安全監視を考える「子宮頸がんワクチン」被害からの問題提起に参加しました。

冒頭のなぞなぞは、アンドルー・へルクスハイマー医師の基調講演:「患者不在の医薬品監視」での一コマです。

 へルクスハイマー医師は、医薬品の安全性監視の問題として、学会・産業界いずれも薬の利益を探求するためには膨大な努力が向けられるが害を研究する研究者は少ないため(英国医薬品庁2010年度スタッフ数:「承認」担当職員270人に対し副作用監視職員144人)、利益については非常に多くを知っているが害についてはあまり知らない

 副反応被害の報告を被害者から受けとる仕組みはあるが、実際に受け取っている報告は少なく、消費者も被害を報告するしくみを知らず、また、報告されても症例を副作用単語に置き換え分類、一覧表にされるため具体的な被害の様子は、その表からは全く分からなくなっている、そして被害者が製薬会社を訴えても、和解や、敗訴した場合は副作用の症例は公表されない。そのため薬の害を見出すには利益を見出すよりもはるかに長い時間がかかる

薬の名と系統名や使い方そして、くすりの効果が現れて消えるまでや、副作用はどのように現れるか、また効果の現れかたや強さは、用量と投与のタイミングで異なる等の、正確な情報を得ることが重要だが、有効性の情報に比べ害に関する情報は、質・量ともに不十分。経験、実例に学ぶことが大切であり、情報源はその透明性、信ぴょう性、バイアスや利益相反の可能性を考慮する必要があり、特に「患者の生の声」に耳を傾けることが重要であると語りました。 

患者になり得る私たち一人ひとりが、常日頃から信頼できる情報源や、当事者である患者の生の声に耳を傾け真実を知ることで、自分が患者になった場面を想像する。

ストーリーを見極める姿勢が大切だと感じました。